チェーンソー使いこなし術
チェーンの張りの調整
- 作業を安全に効率良く行うために定期的にソーチェーンの張りをチェックし、必要な調整を行ってください。
注意
切断作業直後のチェーンが熱い間は張り調整を行わないでください。チェーンは冷えると収縮し、張りが強くなりすぎる場合があります。
チェーンの注油
-
チェーンには定期的な注油が欠かせません。燃料をタンクに入れるときにはチェーンオイルのタンクにもチェーンオイルを満たして下さい。
- 1. チェンソーにチェーンオイルを注入してください。
- 2. 作業中、ソーチェーン、バー、スプロケットにチェンソーからオイルが供給されていることを確認してください。
目立てのタイミング
チェーンの切れ味が良い間は必要ありませんが、切れ味が鈍くなってきた場合は目立てが必要になります。以下の症状が発生してきた場合は目立てを行ってください。木塵はチェンソーのエアフィルターが詰まる原因にもなります。
症状
チェーンの状態 | 切れ味が良いチェーン | 切れ味が鈍いチェーン |
---|---|---|
食い込み | 木に食い込みやすい | 食い込み力の低下 |
切断 | 軽い力で切断できる | 力が必要になる |
切り屑 | 粗い切り屑が排出 | 木塵が発生 |
基本的な目立て用品
目立ての簡単なやり方
お使いのチェーンに合った丸ヤスリ(ハンドル付)があれば作業は簡単です。ヤスリがけする角度や方向などが決められているので、説明書にしたがって正しい手順で行ってください。以下の用品の利用をオススメします。
- ヤスリホルダー:正しい目立て角度や高さを表示したプレートに丸ヤスリをセットしています。
- アングルプレート:磁石でガイドバーにセットするだけで目立て角度が分かります。
何度か目立てしたら、デプスゲージも調整を
目立てを繰り返しながら使い続けると、次第にチェーンの食い込みが浅くなってきます。この場合、チェーンのデプスゲージを削る事で食い込みの深さを調整する事ができます。オレゴンアクセサリーにはデプスゲージの調整用品も揃っていますが、詳しい調整方法についてはソーチェーンの取扱説明書をお読みください。